防犯カメラのレンズの選び方

レンズ防犯カメラ用レンズと一口に言っても、その種類は様々です。防犯カメラシステムを導入する際に意外に重要なレンズ選びについて、お話しします。

 

レンズの選定にあたっては、色々な切り口からレンズ選びをしていきます。

 

まず重点をおくのが、防犯カメラの撮影範囲です。撮影範囲により、レンズは標準レンズ、望遠レンズ、広角レンズの3種類に大別されます。望遠レンズは標準レンズに比べて遠くの物を大きく撮影することができ、広角レンズは標準レンズに比べて広い範囲を撮影することが出来ます。

 

また、レンズの構造として焦点距離を変動可能なバリフォーカルレンズと、焦点距離が変わらない固定レンズ(単焦点レンズ)の2種類があります。建物への設置では防犯カメラの設置場所に制約がある為、ほとんどの場合バリフォーカルレンズを使用しますが、工場での製造ライン監視の場合などにはカメラの設置位置に自由がきくので、単焦点レンズを使用する事もあります。

 

また、レンズの内部には羽を複数枚重ね合わせてスライドさせることで穴をつくり、光を取り込む量、すなわち映像の明るさを調整できます。これを絞りといい、カメラ側からの指令で絞りを決めるレンズをDCアイリスレンズ、レンズ側で絞りを決めるレンズをVIDEOアイリスレンズと呼びます。

 

ちなみに、レンズの焦点距離を有効口径で割った数値をF値といい、レンズの明るさを示します。数値が小さいほど明るい画像になります。

 

このように、防犯カメラシステムを構築する為には、レンズ一つを挙げてみても、様々な選択肢があるのです。PSDでは防犯設備士がプロの視点で最適な防犯システムをご提案しております。防犯カメラ設置をご検討中の方は是非一度ご相談下さいませ。

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