駐車場では、車上荒らしや、タイヤをパンクさせたり、車体に傷をつけたりする等のいたずら、コインパーキングの売上金を狙った盗難など、様々な犯罪リスクがありますね。
これらの犯罪を未然に防ぐ、また、万が一犯罪が起きてしまった場合に犯人検挙に効果を発揮するのが、防犯カメラを利用した監視システムです。

駐車場での防犯カメラの設置には、色々な制約が出てきます。
設置環境が屋外であり、カメラが雨にさらされる場合や、夜間は外灯程度の明かりしかなく、暗い中での撮影になる場合、また無人の環境に設置しなくてはならない場合など、様々な環境があり、その環境に合った防犯カメラシステムの導入が必要となります。

駐車場において一番犯罪の起こる可能性が高い、夜間の撮影に最適なのが、赤外線カメラです。
ノーマルタイプの防犯カメラは可視光線領域の撮影を行います。すなわち、人間の目で見て対象物が確認できる程度の明るさが撮影時に必要になります。しかし、設置環境によっては周りに明かりがない、または明かりはあっても薄暗くて人間の目では対象物を確認できない、という場合がありますよね。屋外の駐車場で、道路に面した部分は外灯の光が当たりますが、駐車場の奥の方までは光が届かず、暗くてよく見えない、という場合がこれに該当すると思います。

このような環境で赤外線カメラは効果を発揮します。
赤外線カメラは、暗い場所での撮影に特化した防犯カメラです。日中、ノーマルタイプの防犯カメラでも撮影可能な程度の明るさがある場合は通常のカラー映像の撮影を行い、夕方、暗くなってくると、カメラに内蔵されたセンサーが周囲の明るさを感知して、自動的にカメラレンズの周囲に配置した赤外線LEDの照射を始め、通常の撮影から赤外線照射のモノクロ撮影に切り替えます。

このような特化された機能を持つカメラを組み込むことで、より信頼できる防犯カメラシステムを構築することができます。

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