防犯の目的を明確化する
前回述べた通り(前回記事 -> 「費用対効果の高い設備づくり」)、防犯カメラシステムの導入にあたって防犯対策に関して事前評価を行う事が必要です。まず、事前評価の第一段階、防犯目的の明確化について具体的にお話しします。
防犯の目的を明確にするには、防犯対象物と防犯対象空間を見極める事が大切です。
防犯対象物とは守りたい物や人、情報などにあたります。その施設にあるお金や物を盗まれたくないのか、物を壊されたくないのか、施設にいる人が外からの侵入者に危害を加えられない様にしたいのか、施設にいる人が自分の不注意で怪我をすることを避けたいのか、情報を見られたくないのか、情報の記された書類を盗まれたくないのか・・・。
防犯対象物は防犯対策をしたい状況ごとに変わってきますので、しっかりと自分達が何を守りたいのかを考えてみましょう。
次に、防犯対象物にかかわる場所を防犯対象空間と定めます。例えば防犯対象物がある部屋や区域、または施設外から防犯対象物にたどり着くまでの侵入経路を捉えておきましょう。
このように防犯の目的をはっきりさせることで、防犯カメラをどこに設置すべきか、防犯カメラの映像の録画をどのくらいの期間保存する必要があるか、などを検討する材料になります。
PSDでは防犯設備士がプロの目で見て、お客様の防犯目的の見極めのお手伝いを致します。
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